お客様からの要求

医療用検査装置に用いる磁気的な検査機構の開発を開始した。永久磁石を購入し簡易的な実験を行ったが、想定と異なる結果が出ている。購入した永久磁石が仕様通りのものなのか疑問があるため、測定を協力してほしい。

東和製作所の対応

医療用検査装置として必要な仕様は、磁気回路状態における磁場分布との関係性があるため、磁石単体の特性とアセンブリ状態における磁場分布の2つの測定を実施した。結果的に永久磁石単体の特性ばらつきが大きい事と、アッセンブリの設計により磁場分布がばらつきやすい状態であった事を指摘しこれらを改善する事で、必要な特性を満たす磁気回路を実現できる可能性がわかった。
お客様より、測定方式等などを詳しく伺い必要な磁場分布を推測し、この条件を満たす磁気回路構造をコンピュータシミュレーションにより決定した。これにより試作対象を提案し、短期間で開発を進めるサポートをさせていただいた。